Skebとは?依頼の受け方・頼み方

Skeb(スケブ)は、株式会社スケブが運営するコミッション仲介型のサービスです。ファンや企業がクリエイターへ有償で作品の制作を依頼し、クリエイターがそれに応えて納品するという流れを、サービス上で完結できます。2018年11月30日にサービスを開始しました。

対象はイラストだけではありません。音声・動画・小説などのリクエストにも対応しています。月額の支援でも作品の販売でもなく、1件ごとの依頼で収益が生まれる点が、他のサービスとの最大の違いです。

手数料や出金の条件は改定されることがあります。本記事の数値には確認時点を添えていますので、利用前に公式サイトの案内をあわせてご確認ください。

Skebとは何か。1件ごとに完結するコミッション

運営は株式会社スケブ(2017年8月1日設立、代表取締役 喜田一成氏)です。2021年2月に全株式が株式会社実業之日本社へ譲渡され(譲渡額は約10億円と報道)、2021年12月に親会社が株式会社スケブベンチャーズへ変更されています。出版社グループの資本が入っている点は、サービスの継続性を気にする方には安心材料になるかもしれません。

規模は、総登録者数350万人突破と発表されています(Skeb公式note、2025年2月13日発表)。

コミッションとは、依頼者が内容と金額を提示して制作を依頼し、クリエイターが応じる取引のことです。ファンクラブ型の支援サービスが「継続的に届ける」仕組みであるのに対し、Skebは「一度の依頼が完結する」仕組みだと考えると、位置づけがはっきりします。

できること:依頼する側と受ける側

依頼する側(ファン・企業)から見ると、好きなクリエイターに、自分の見たい作品を有償でお願いできる場所です。二次創作の可否や受付条件はクリエイターごとに異なるため、依頼前に本人の案内を読むところから始まります。

受ける側(クリエイター)から見ると、次のような使い方ができます。

継続的な支援を集める活動とは別枠で、「余力があるときだけ受ける」という運用ができるのも特徴です。受付に関する設定項目の詳細は、公式サイトの案内をご確認ください。

手数料と出金の条件

項目内容時点
リクエスト手数料(通常)9.8%2023年12月の公式告知時点
割引適用時条件達成で5,000円以上のリクエストは6.8%等に軽減2023年12月1日適用
ブースト(追加課金機能)13.6%2023年12月の公式告知時点
出金手数料銀行口座458円/Kyash254円(1回の出金申請あたり)2026年8月時点

割引の条件は、過去30日以内の継続稼働と、X等のプロフィールへSkebのURLを掲載していることとされています。2023年12月1日には、割引対象となるリクエストの下限額が3,000円から5,000円へ変更されました。

出金方式は2種類から選べます。納品のたびに出金申請できる「エクスプレス」と、最後の出金から1か月経過した時点で出金される「月次」です。出金手数料はどちらの方式でも同額です。最低出金額など細かい条件については、公式ヘルプの案内をご確認ください。

依頼を受ける側の準備

はじめて受け付けるときは、次の順に整えると迷いにくくなります。

1. 受付条件を言葉にする。 描けるもの・描かないもの、二次創作の扱い、納期の目安、金額の下限。あらかじめ書いておくほど、双方の認識のずれが減ります。

2. 作例を見える場所に置く。 依頼する側は「この人にお願いすると、こういうものが返ってくる」を確認してから申し込みます。pixivやSNSに、直近の作風がわかる作例をまとめておきます。

3. プロフィールにSkebのURLを載せる。 依頼の入口になるだけでなく、前述の手数料割引の条件にも関わります。プロフィールの整え方はファンに見つけてもらうプロフィールの作り方にまとめています。

4. 受付の開閉を無理なく回す。 受けられないときは閉じて構いません。開けっぱなしにして納期が延びるより、開いている期間を短く区切るほうが、結果的に信頼につながります。

成人向けの依頼については、「NSFW」設定を有効にすることで受付に対応できます。この設定はリクエスト単位で、後から変更できない仕様とされています(利用規約、2023年12月改定版)。未成年の利用には保護者の有効かつ取消不能な同意が必要である旨も規約に明記されています。

依頼する側の頼み方の基本

依頼の文面で大切なのは、自分の希望を具体的に伝えることと、任せる部分を明確にすることの両立です。

受付条件や二次創作の可否はクリエイターごとに違います。まずは本人の案内を読み、そこに書かれた範囲でお願いするのが基本です。また、依頼の進め方や納品に関するルールはSkeb独自の設計になっているため、初めて利用する前に公式サイトのヘルプと利用規約に目を通しておくと安心です。

他のサービスとの使い分け

Skebは「都度の依頼」に特化しています。継続的に応援してもらう仕組みが欲しいならFantiaやpixivFANBOXのような月額会員制サービス、完成した作品を売りたいならBOOTHといったように、収益の性質で使い分けるのが現実的です。実際、コミッションで単発の依頼を受けつつ、ファンクラブで継続収益を作るという併用は珍しくありません。それぞれの位置づけは支援・販売・依頼サイト徹底比較で整理しています。

参考・公式情報

手数料の割引条件・出金の条件・規約の内容は変更されることがあります。最新の情報は公式サイトをご確認ください。

よくある質問

Skebの手数料はいくらですか

リクエスト手数料は通常9.8%です。過去30日以内の継続稼働と、X等のプロフィールへSkebのURLを掲載しているという条件を満たすと、5,000円以上のリクエストは6.8%等に軽減されます(2023年12月1日適用)。追加課金機能「ブースト」の手数料は13.6%です。最新の条件は公式サイトでご確認ください。

報酬はいつ受け取れますか

納品のたびに出金申請できる「エクスプレス」と、最後の出金から1か月経過した時点で出金される「月次」の2方式から選べます。出金手数料は銀行口座458円、Kyash254円(1回の出金申請あたり、2026年8月時点)です。最低出金額などの詳細は公式ヘルプをご確認ください。

イラスト以外の依頼も受けられますか

はい。イラストのほか、音声・動画・小説などのリクエストにも対応しています。自分が対応できる範囲を受付条件として明記しておくと、依頼する側も申し込みやすくなります。

成人向けの依頼は受けられますか

「NSFW」設定を有効にすることで、成人向け(R-18相当)のリクエスト受付に対応できます。この設定はリクエスト単位で、後から変更できない仕様とされています。詳しい取り扱いは公式サイトの案内と利用規約をご確認ください。

ファンクラブ型のサービスとどちらを選ぶべきですか

どちらか一方を選ぶ必要はありません。Skebは1件ごとに完結する都度収益、ファンクラブ型は継続収益と、性質が異なります。制作時間の使い方に合わせて、両方を並行して運用しているクリエイターも多くいます。

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