BOOTHとは?使い方・手数料・出品ガイド

BOOTH(ブース)は、ピクシブ株式会社が運営する、創作物のためのネットショップ作成サービスです。2013年12月19日にpixivと連携したショップ作成サービスとしてリリースされ、同人誌・グッズ・音声・デジタルデータなどを自分の店舗ページで販売できます。

いちばん先に押さえておきたいのは、BOOTHが委託販売ではなく「自家通販」のモデルだという点です。ここを理解しておくと、手数料の低さの意味も、準備すべきことも、すっきり整理できます。

なお、手数料や振込の条件は各サービスとも改定が続いている分野です。本記事の数値にはすべて確認時点を添えていますので、出品前には公式サイトで最新の条件をあわせてご確認ください。

BOOTHとは何か。自家通販という前提

自家通販とは、注文の受付から梱包・発送までを自分で行う通販のことです。BOOTHは決済・注文管理・ショップページといった仕組みを提供しますが、在庫の管理と発送はクリエイター側で行うのが基本の形になります(公式の案内ページ、2026年8月時点)。作品を運営に預けて売ってもらう委託販売とは前提が異なります。

とはいえ、すべてを手作業で抱える必要はありません。BOOTHには次の選択肢があり、商品ごとに使い分けられます。

デジタルデータの販売なら、そもそも発送作業自体が発生しません。「まずデータ販売から始めて、慣れてきたら物理グッズを足す」という進め方は、負担が少なく現実的です。

できること:ファン視点とクリエイター視点

ファン(購入者)から見ると、BOOTHは好きなクリエイターの作品を直接買える場所です。デジタルデータは購入後にダウンロードでき、物理グッズは手元に届きます。イベントに行けなかったときの入手経路としても機能します。

クリエイターから見ると、BOOTHは「自分の店」です。扱える商品の幅が広く、同人誌やアクリルグッズのような物理商品と、イラスト集・素材・音声・3Dデータのようなデジタル商品を同じショップに並べられます。3Dモデルの分野は近年とくに伸びており、BOOTHの3Dモデルカテゴリ単体の年間取扱高は2025年で約104億円、前年比約179%と発表されています(ピクシブ株式会社、2026年2月6日発表)。VRやアバター関連の制作をしている方は、3Dクリエイター・モデラーを探すもあわせてご覧ください。

規模については、累計利用者数(出品者・購入者の合計)100万人突破という発表があります(ピクシブ株式会社、2018年8月8日発表)。こちらは少し前の数字で、それ以降のショップ数などの最新公表値は確認できていません。現在の規模感は公式サイトの発表をご確認ください。

手数料と振込の条件

BOOTHのサービス利用料は次のとおりです。

項目内容時点
サービス利用料決済金額の5.6%(税込)+45円/件(固定)2026年8月時点
BOOTH倉庫の利用別途保管料等が発生(販売率20%未満の場合は月1,000円税別など)2026年8月時点

固定の45円があるため、単価が低い商品ほど手数料の占める割合は相対的に大きくなります。小額の商品を多数並べるより、セット販売やまとめ買いを設計したほうが手元に残る額は安定します。

振込の条件は次の流れです(BOOTHヘルプセンター、2026年8月時点)。

売上が立ってから入金までに一定の期間があります。イベント合わせで印刷費が先に出ていく場合は、この時差を見込んで資金の計画を立てておくと安心です。

出品の流れと、はじめの一歩

出品はおおむね次の順で進みます。

  1. ショップを開設する:ショップ名とURL、紹介文を設定する
  2. 商品を登録する:商品名・説明文・価格・画像を入力し、デジタル商品ならファイルを添付する
  3. 配送方法を決める:自分で発送するか、倉庫に預けるか、在庫を持たない方式にするか
  4. 公開して告知する:SNSや作品投稿サイトからショップへ導線をつくる

最初の1商品は、練習を兼ねてデジタルデータにしておくと流れをつかみやすくなります。商品説明には、内容・ファイル形式・想定する用途・年齢区分を明記します。買う側が知りたいことが先に書いてあるほど、購入前の不安は減ります。

成人向け作品については、年齢制限(R-18)タグの設定により出品・購入に対応しています。出品時は表紙等への年齢制限表記が必須です。利用には18歳以上であることが必要で、未成年は親権者の同意があれば利用できます(BOOTHヘルプセンター・ガイドライン、2026年8月時点)。詳しい基準は公式のガイドラインをご確認ください。

向いているクリエイターと活用のコツ

BOOTHが力を発揮するのは、手元に「売れるかたち」の作品がある場合です。同人誌の通販、イラスト集、素材集、フォント、音声、3Dモデル、アクリルグッズなど、単品で完結する商品と相性がよい設計になっています。

活用のコツを3つ挙げます。

ショップを1つの作品として整える。 バナー・紹介文・商品画像のトーンを揃えると、初めて訪れた人にも「どんな作品を作る人か」が伝わります。プロフィールの整え方はファンに見つけてもらうプロフィールの作り方にまとめています。

発表の場と販売の場をつなぐ。 作品を見た人がそのまま買えるように、pixivやSNSのプロフィールからショップへの導線を必ず用意します。

発送の負担を先に設計する。 物理グッズを扱うなら、梱包資材・発送日・対応時間をあらかじめ決めておきます。負担が読める状態にしておくと、制作の時間を守れます。

他のサービスとの使い分け

BOOTHは「単品を売る場所」です。継続的な支援を受け取りたいなら月額制のpixivFANBOX、二次元コンテンツのダウンロード販売に特化した流通を使いたいならDLsiteというように、役割の違うサービスを組み合わせるのが一般的です。どれかを選んで他をやめる必要はありません。それぞれの位置づけは支援・販売・依頼サイト徹底比較で整理しています。

参考・公式情報

手数料・振込条件・出品の基準は変更されることがあります。最新の内容は必ず公式サイトをご確認ください。

よくある質問

BOOTHの出品に費用はかかりますか

ショップの開設・商品の登録にかかる費用ではなく、売れたときのサービス利用料として決済金額の5.6%(税込)+45円/件がかかる仕組みです(2026年8月時点)。BOOTH倉庫を利用する場合は保管料等が別途発生します。最新の料金は公式サイトでご確認ください。

在庫を持たずに販売することはできますか

できます。デジタルデータの販売なら在庫と発送が発生しません。物理グッズでも、pixivFACTORY連携を使えば注文後に製造・発送する形をとれます。BOOTH倉庫にまとめて預けて発送を任せる方法もあります。

売上はいつ振り込まれますか

毎月1日から末日までの発送完了分が翌月1日に受取金額として反映され、受取金額5,000円以上(銀行振込は振込予定額4,800円以上)で自動振込の対象となり、翌月20日から5営業日以内に振り込まれます。5,000円未満201円以上は19日までの振込申請が必要です(2026年8月時点)。

委託販売とは何が違うのですか

BOOTHは自家通販モデルのため、在庫の管理と発送はクリエイター側が担うのが基本です。倉庫サービスや在庫レスの仕組みで負担を減らせますが、「預ければ運営が売ってくれる」形ではない点が委託販売との違いです。

成人向け作品も扱えますか

年齢制限(R-18)タグの設定により出品・購入に対応しています。出品時は表紙等への年齢制限表記が必須で、利用には18歳以上であることが必要です(未成年は親権者の同意があれば利用可)。具体的な表現の基準は公式ガイドラインをご確認ください。

あなたの活動、まとめて見つけてもらいませんか

推しクリ!は、活動ジャンル・販売/配信先・イベント出展をひとつのプロフィールに集約できるクリエイターポータルです。BOOTHのショップも、あなたを探している人への導線のひとつとして掲載できます。掲載は無料です。掲載のご案内はこちら

※本記事は推しクリ!編集部が公開情報をもとに作成しています。料金・仕様は変更されることがあるため、最新情報は各公式サイトをご確認ください。