支援・販売・依頼サイト徹底比較【2026年版】

結論から言います。支援・販売・依頼のサービスは、どれか一つを選ぶ問題ではありません。 役割が違う道具なので、目的ごとに使い分けるのが実際の姿です。多くのクリエイターが「発表はpixiv、支援はpixivFANBOX、物販はBOOTH、依頼はSkeb」のように併用しています。

この記事では主要8サービスを4つの類型に分けて整理し、時点を明記した手数料の比較表を示します。手数料は各社とも改定が頻繁です。 価格を決める前には必ず公式で最新の料率をご確認ください。

サービスは4つの類型に分かれます

似たサービスが並んでいるように見えても、収益の発生の仕方が根本的に違います。

類型収益の形代表的なサービス
月額支援型毎月継続して入るpixivFANBOX、Fantia、Ci-en、Myfans
単品販売型作品が売れたときに入るBOOTH、DLsite
依頼型依頼を受けて納品したときに入るSkeb、pixivリクエスト
投稿SNS直接の収益はない(発見の入口)pixiv

手数料の比較表

以下はすべてクリエイター側の手数料です。時点が異なるため、数値と一緒に必ず時点をご確認ください。

サービス手数料時点
pixivFANBOX原則10%/R-18設定クリエイターは12.9%R-18の料率は2025年9月1日から適用
Fantia通常カテゴリ12.5%/実写カテゴリ17.5%2025年12月分の売上から適用
Ci-en月額プラン 全年齢10%/R-18 13%(クラウドファンディングはR-18 15%、買い切り記事は一律15%)2026年8月時点
Myfans契約形態別に17.6%/20%/22%(消費税相当額を含む)2026年8月時点の利用規約
BOOTH5.6%(税込)+45円/件2026年8月時点
DLsite販売価格帯に応じた段階制(例:小売1,100円で取り分60%)2026年8月時点
Skeb通常9.8%(条件達成で5,000円以上のリクエストは6.8%等に軽減)割引条件は2023年12月1日から
pixivリクエスト通常10%2026年8月時点
pixiv(投稿・閲覧)手数料なし2026年8月時点

この表を「安い順」に読まないでください。 単品販売型の5.6%と月額支援型の10%は比べる対象が違います。前者は売れたときだけ、後者は毎月継続して発生する収益にかかります。

月額支援型 — 活動そのものを支えてもらう

作品が完成しない月にも収益が入るため、制作期間の長い活動を支えます。4つの性格の違いは次のとおりです。

迷う方はFANBOXとFantiaの違いと使い分けもご覧ください。

単品販売型 — 完成した作品を届ける

BOOTH は低い料率ですが、委託販売ではなく自家通販型、つまり自分でショップを開いて在庫と発送を管理する仕組みです(倉庫サービス利用時は別途保管料等が発生)。低料率はこの運用を自分で担うことと表裏一体です。3Dモデルカテゴリは2025年の年間取扱高が約104億円(前年比約179%、2026年2月6日発表)と伸びています。

DLsite は固定料率ではなく販売価格帯に応じた段階制です。公式のサークル登録案内では小売価格1,100円(税込)で取り分660円=60%という例が示されています(2026年8月時点)。価格が上がるほど取り分の率も上がるため、「手数料◯%」と一言では表せません。インボイス制度への登録の有無でも取り分が変動します(2023年10月〜)。1996年から続く老舗です。

依頼型 — 一点ものを受けて制作する

Skeb は通常9.8%。過去30日以内の継続稼働とX等のプロフィールへのSkeb URL掲載という条件を満たすと、5,000円以上のリクエストは6.8%等に軽減されます(2023年12月1日から適用)。追加課金機能「ブースト」は13.6%です。

pixivリクエスト は通常10%(2026年8月時点)で、手数料半額キャンペーンが期間限定で繰り返し実施されています。Skebとほぼ同水準で、pixivでの活動と地続きに使えるのが利点です。

依頼型は収益が読みにくい一方、受けた分だけ確実に収益になります。月額支援で土台を作り、余力のある時期に依頼を受けるのが現実的でしょう。

発表の場 — pixivは収益ゼロでも外せない

pixiv本体は投稿も閲覧も無料で、手数料はかかりません。2025年9月10日の発表によると累計登録ユーザー数は1億1,900万人超、累計投稿作品数は1億6,000万点超。収益を生まない場所を軽視すると、支援も販売も依頼も動き出しません。

手数料の数字だけで選ばないでください

規模の数値は発表時点が違います

各社が公表する登録者数や流通額は、発表の時点がばらばらです。たとえばFantiaの累計登録ユーザー1,700万人は2025年6月26日の発表、DLsiteの会員数900万人超は2022年11月の発表で、3年近い開きがあります。時点の異なる数値を並べて「どちらが大きい」と判断することはできません。

料率より効いてくるもの

実務では、料率が1%違うことより「受け取りが自動か申請制か」「最低いくらから振り込まれるか」のほうが日々の運用に影響します。そして手数料の低さは、ファンがそこにいて初めて意味を持ちます。求めている人がどこにいるかを、料率より先に考えてください。

結論 — 併用が基本です

すべてを同時に始める必要はありません。まず発表の場をひとつ、次に支援か販売をひとつ。 発表はpixiv、支援はpixivFANBOXやFantia、物販はBOOTHやDLsite、依頼はSkeb。この形が土台になります。

副作用はひとつ。活動先が増えるほど、ファンから見て「この人はどこで何をしているのか」が分かりにくくなります。活動先の集約はファンに見つけてもらうプロフィールの作り方で、ひとつのSNSが使えなくなったときの備えはSNS凍結に備える「発見導線」のバックアップ術で解説しています。

参考・公式情報

手数料、振込条件、審査基準、対応する決済手段は変更されることがあります。最新かつ正確な情報は各公式サイトでご確認ください。

よくある質問

結局どこが一番おすすめですか

活動の内容によって変わるため、ひとつには絞れません。継続的な支援がほしいなら月額支援型、作品を売りたいなら単品販売型、一点ものの制作を受けたいなら依頼型です。多くのクリエイターは複数を併用しています。

手数料がいちばん安いのはどこですか

2026年8月時点では、BOOTHの5.6%(税込)+45円/件、Skebの通常9.8%が低い水準です。ただし類型が違うサービスの料率を直接比べても意味がありません。同じ類型の中で比較してください。

掛け持ちすると管理が大変になりませんか

なります。だからこそ役割を決めることが大切です。「支援はここ、販売はここ」と用途を固定し、リンクに用途を書き添えてまとめておけば、負担も迷いも減らせます。

手数料はどのくらいの頻度で変わりますか

近年は改定が続いています。pixivFANBOXは2025年9月1日にR-18設定クリエイターの料率を改定し、Fantiaは2025年12月分の売上から通常・実写の両カテゴリで改定しました。価格設計の際は、その都度公式で最新の料率をご確認ください。

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※本記事は推しクリ!編集部が公開情報をもとに作成しています。料金・仕様は変更されることがあるため、最新情報は各公式サイトをご確認ください。